タモンズ「大波」壮烈な生い立ちとは?母親に打ち明けていない実父とのニアミスって?!

「タモンズ」は結成19年めのお笑いコンビです。

そして結成後16年以上で競い合う賞レース「THE SECOND」のファイナリストに残っています。

M-1グランプリでは3回戦敗退が2017年に引き続き2021年に度重なり、もうこのままではやっていけないと改名をしたこともあり、また解散の危機にさらされたこともありましたが現在最も輝いているベテラン漫才師コンビです。

そのコンビ「タモンズ」の大波さんが幼少期に壮絶な体験をしているというので取材してみました。

どうぞごゆるりとお付き合いください。

タモンズ「大波」壮烈な生い立ちとは?

タモンズ「大波」母親が結婚と離婚を7度ほど繰り返した?

大波さんの母親は現在でも現役の女性を貫いてらっしゃるという華々しい人生を歩んでいらっしゃいます。

大波さんの幼少期には「新しいお父さんです」と紹介された男性が何人もいてその数7人ほどにも及ぶとういう大波さんの母親はかなり本能のまま女性としての人生を歩まれたようです。

ただ7回という数字は大波さんご本人の口からの証言ではないので定かではありません。

メディアが作り上げた少し盛った数字かもしれません。

ただ盛ってそのくらいの数というところでしょうか?!…

その度苗字がコロコロ変わって「松田」→「大波」→→→と

続くのですが、毎回お役所に行くのも面倒なので今は誰か知らない「大波」の苗字を名乗っているといいます。

苗字がコロコロ変わるということは、大波さんの母親はお付き合いした男性とは家庭を共にする(というか結婚までたどり着いている)わけなんですよね。

だからまぁ基本的に男性はお好きなんでしょうが、何とか子供たちと暮らしたかったり少しでも裕福にしてあげたかったりというふうに試行錯誤されていたのではないでしょうか?

大波さんはもともと母子家庭で、生まれた時には父は死んだと聞かされていました。

もの心ついた頃から母親はよく働いていて全然会えず、ある日行方がわからなくなった父親を捜しに行くと言って家を出たまま12年間もの間帰ってきませんでした。

大波さんはおばあちゃんと姉と3人でおばあちゃんの年金だけに頼る生活をしていたのです。

12年後母親が再婚相手を連れて帰ってくるその日までは。

タモンズ「大波」小学生の時の貧乏ネタとは?

大波さんはべニア板に土を塗ったような壁でできた貧しい家でおばあちゃんと姉の3人で暮らしていました。

寒い冬でも暖房器具は無く「冬は動くな!動くから冷気が肌をつんざくんや!」と寒さをしのぐ術を教えられたのでした。

大波さんの小学生時代ですが年中を通して半袖短パンの体操服1枚きりの生活でした。

寒い冬には着るものがなかったから、おばあちゃんがカーテンをはがしてそれをまとって学校に行っていたのです。さらに寒い日にはレースのカーテンをその上に重ねて巻き寒さをしのいでいました。

おかげで「ポンチョ」というあだ名が付いたそうです。

子供って凄い感性ですよね~

すかさず「ポンチョ」というあだ名を付けるなんて、悲哀をお笑いに変換する天才みたいなものですよね!

まぁ、子どもですからそれが悲哀なんて感じていないでしょう。

また夏の暑い日にも電気代がかかるから「扇風機は絶対につけるな」とおばあちゃんから厳しく言われていました。

そしてある日学校から帰ると扇風機が回っていたことがありました。

おばあちゃんが隣家との壁に空いた穴から電源コードをのばし隣家のコンセントに差して電気を拝借していたのです。

小2ながらさすがに「それはダメだ」とコンセントを抜こうとし手を引っこ抜こうとしたとき壁が崩れてきたというハプニングが起こりました。

ところが隣人は「壁が腐ってきた」というだけで怒ることもなく事なきを得ました。

こんな時にも大波さんが家が広くなって風通しがよくなったとプラス思考でいられるのは極貧状態で失うものもなかったからかもしれませんね~

当の大波さんも周りが同じような環境の人たちだったので、自分が特別貧乏とは感じていなかったようです。

タモンズ「大波」壮烈な生い立ちとは?母親の再婚相手は裕福だった?

小6の時、母の再婚相手がお金持ちで神戸の一戸建てに住んで裕福でした。

そして父、父の連れ子(息子)、母、姉、おばあちゃん、自分というメンバーで住んでいました。

最初は父ができることに対してテンションが上がっていたのですが…

思ったほど愛情をもらえなくて(①実の息子とは会話が多い②実の息子だけにケーキを買ってくるなど)ギクシャクするようになりました。

そして大波さんは弟をいじめてしまいます

それがバレて同居させておけないということになり、弟は死別した元嫁の実家に預けられます。

またおばあちゃんも折り合いが合わなくなり母の兄の家に預けられ、みんなバラバラで家庭崩壊してしまいまいした。

大波さんはいじめる側になってしまったのですが、これも大波さんの立場からすると子どもだし「う~ん、わかるなぁ~」って思っちゃいますよね!

父親の愛情が欲しかったという悔しい、悲しい感情から来たいじめでしたからね~

誰が悪いのか、ということになるとやはり新しい父親がもう少し配慮してほしいところですが、それも実際問題どこまで公平にできるか、というのは難しいところですね。

3~4年後、その父は病気(癌)で亡くなります。

また後日談ですが、友達の披露宴でいじめた弟と再会することになります。

あの時お兄ちゃんにいじめられたから相撲始めてん」と巨体で大波さんに近づいてきたといいます。

大波さんは怖くなってその場から逃げたのですが、またこの一連の話にもオチがつきましたね~

さすがはお笑い芸人さんです!(笑)

タモンズ「大波」壮烈な生い立ちとは?母親に打ち明けていない実父とのニアミスって?!

高校時代のある日、おばあちゃんに「実父が生きている」と聞かされました。

しかも近く(神戸市高倉台)にすんでいるということだったので名前と住所を突き止めて見に行ったのです。

この時高校の同級生で当時同じクラスだった相方の安部さんが率先して一緒に見に行ったのですが…

高校時代にありがちな友達ネタに悪ノリするはしゃいだ感じだったのでしょう。

立派な一軒家がありそこに車が停まり実父らしき人が両サイドに子どもと手をつないで坂を下ってきたのです。

またグッドタイミングというか、まるでドラマのワンシーンのようですね~

それが大波にそっくりな子で、瞬間的に大波さんが気分が悪くなり電柱の横でうずくまってしまったのです。

自分は貧乏、そしてその実父は幸せそう…

顔面蒼白で固まってしまったのを見て相方の安部さんが思わず「見るな!」と言って前に立ちはだかったのです。

率先して見に行こうと言ってた安部さんですが、さすがにこのシーンを見せてはいけないと思ったのでしょうね。

高校の同級生ですから、そんなこんな全てにおいて関わっていて相方の心情も知っているという特別な友達なんですよね~

自分(大波さん)とそっくりな子どもと手をつないでいる幸せそうな実父のシーンは大波さんにとってはとってもショックだったのだと思います。

それにもまして母親にそのことを伝えることなんて到底できなかったのでしょう。

悲哀ですね。

タモンズ「大波」壮烈な生い立ちがお笑いに生かされていることとは?!

大波さんは高校時代クラスでもとびっきりの人気者だったと安部さんが証言しています。

ということは、もうこの頃にはお笑い芸人としての素質を充分に発揮していたのでしょう。

生まれながらに父親の顔を知らなかったり、貧乏だったり、母のもとから去っていった実父が裕福で幸せそうに子どもに囲まれていたこと、やっとできた新しい父親から愛情をもらえなかったりと悲哀にあふれているのですが、クラスの人気者になるほど明るく周りに笑いを与えることができる人に成長していたのですね。

私の持論としては「悲哀」こそが「お笑い」の原点だと思っています。

だから悲哀あふれる大波さんの生い立ちは彼のお笑いの原点であり、唯一無二の体験を通して人との細かな感情の機微を推し図れるという財産を手にしたのだと思います。

そして何よりもこの壮絶な生い立ちをネタに色んな番組で引っ張りだこになっているということ自体お笑い芸人として最高でリアルなネタを持っているということ、これはデカいですね!

タモンズ「大波」壮烈な生い立ちとは?プロフとまとめ

ではここでタモンズ大波さんのプロフィールをご紹介します。

本名:大波康平(おおなみこうへい)
生年月日:1982年11月14日
身長/体重:171cm/71kg
血液型:AB型
出身地:兵庫県神戸市
学歴:兵庫県立須磨東高等学校卒業、東京都立大学中退
趣味:スポーツかんせん
特技:早食い

タモンズ大波さん生まれた時から父親の顔を知らず、母親からは死んだと聞かされていたのですが、ある日祖母から実父が生きていることを知らされます。

大波さんは実父に会いたい一心に居所を突き止め、こっそり見に行くのですが自分そっくりな子どもと手をつなぎ幸せそうに歩いている姿にショックを受けます。

このできごとは母親には打ち明けずそっと自分の胸のうちに秘めたのでした。

小6の時にできたお父さんとの折り合いが悪く弟も祖母もバラバラになり家庭崩壊し、期待していた父親からの愛情ももらえないまま、その父親は3~4年後癌で他界します。

そんなつかみ切れない幸せを背景に大波さんはお笑い界へと進んでいきます。

高校の同級生の安部浩章(あべひろあき)さんとコンビを組み、コンビ名の改名や解散の危機もあり売れない時代を共に乗り越えてきました。

届きそうで届かなかったM-1レースの結果を糧に現在、結成16年以上の賞レース「THE SECOND」の頂点を目指して決勝戦に臨みます。

幼少期のやるせない思いと、相方との試行錯誤で改名やトリオに変更や解散の危機を乗り越えた円熟味のあるコンビ「タモンズ」がどのような底力を見せてくれるのか、メチャクチャ楽しみです。

応援しています!

タモンズ安部 浩章さんの「斜視」についての記事

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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