2008年11月に結成してから17年という歳月が経つコンビ「ななまがり」の森下さんは大変奇妙な病気を持つお笑い芸人です。
その病気の特徴、また森下さんがその病気とどんなふうに付き合って、どう感じていらっしゃるのか、またそれがどのようにお笑いに影響しているのか調べてみましたので、どうぞごゆるりとお付き合いください。
「ななまがり」森下は病気?森下の病気について
「ななまがり X 千原ジュニア」のYouTubeチャンネルで森下さんの奇妙な病気について森下さんが詳しく説明しています。
【1】森下さんの脳内で指示をしてくる「リトル森下」の声が聞こえる
中3の時にクラス替えしたてで好きな子ができて、その子のこと「好きだな」と思ってちょっと見てたりしてたんですけど 思春期の歪んだ感覚 好きっていうのが恥ずかし~いみたいな…
「好きだな」と思いながらも「いや好きじゃない」「好きだな」「いや好きじゃない」の繰り返しをしていたら耳元で「好きなんだろ?」という声が聞こえた。
というのが最初の声の始まりでした。
この声は若い頃の方が鮮明で密にコンタクトを取ってた感じです。
本体が弱るとそいつが優位に立ってくるのです。
そいつの指示エピソードは他にこんなのがあります。
①自販機でコーラ飲みたいと思ってお金入れて押そうとしたら「ホットコーヒー」を押せ!と言われた
②会議室に入ろうとしたら「4回入れ」という指示
③階段を上っている時「2段上がって3段下りろ」という指示
④ひな壇で「前に出ろ!」との指示
⑤ひな壇で「前に出るな、すべる!」という指示に従わず出たら本当にスベったことがあり、指示をきいておけば良かったと思ったことも…
ここで注目すべきは④⑤の指示に対して森下さんが指示に従わなかったことです。
仕事関係のことになると森下さんもご自分の意思を尊重したくなるのでしょう。
お笑い芸人魂だけは振り回されないようにしている森下さんにエールを送ります!
【2】意識していないのに奇声が口から出てしまう
森下さんはストレス(といってもたいしたストレスではない)があった時に意識とは裏腹に奇声が出てしまうというのです。
最初は「あ~」という口を大きく開く発声だったのですが、少しでも周りにいる人に迷惑がかからないように口の開きを抑えると「鳥の鳴き声」のような声になるのです。
バイト先の焼き鳥屋でその声が出てしまうこともあり、その時にはお客さんから「厨房で鶏の首を絞めてる」と勘違いされ、新鮮な鶏を扱っているという評判が立ったのです(笑)
まさか人の口から発した声だとは思わなかったのでしょうが、結果焼き鳥屋さんの株が上がって良かったですね~
また1番厄介なのは新幹線の3人掛けシートの真ん中に座った時、乗ってる序盤で奇声を発してしまうと両隣のお客さんが怖がってしまうというプレッシャーがあるそうです。
これは何とも困ったもんですね~
いつ何時も端の座席を予約できるとは限らないので辛いですね~
【3】汚い自宅がトラウマで自宅で飲食ができない
森下さんは大学時代に家賃が安いアパートを借りて一人暮らししていたのですが、それが古くて滅茶苦茶汚くてねずみやゴキブリがわんさか出たという体験をしたのですが、あまりの汚さにそこで飲食ができなくなってしまったそうです。
そのアパートが山間にあって、ひしゃげたドアと地面との隙間からゴキブリが入り放題に入ってきて窓も壊れて開かず換気もできずカビだらけの場所で汚すぎて食べれなかったといいます。
当時バイトを滅茶苦茶してお金を貯めて新しいアパート6階に引っ越した時、これで自宅で食べれると思ったのですが、食べたら吐いてしまったのです。
以前住んでた汚い家がフラッシュバックして自宅というだけで脳が食べる行為を受け付けなくなっていたのです。
タバコも無理で、汚いからというよりは自宅というだけで口に入れるものは受け付けないのですね。
相方の家も汚いらしいのですが、そこでは全然大丈夫なのです。
それに加え、口呼吸ができないのです。汚い空気が口の中に入ってきそうだというのです。
それでも最初のゴキブリだらけのアパートに4年間も住んでいたそうです。
飲食できないほど嫌悪感がありながら4年間も過ごしていたなんてその忍耐にビックリ仰天ですね。
お金がなかったんでしょうね~
家賃が3万円だったとかで破格ですものね~
その後芸人どうしでルームシェアして3人で住んだところでもダメでした。
試しに窓を開けて身体を窓の外に出しながら食べたところ大丈夫だったのです。
自宅の空気が食べ物と一緒に入るのがダメなんでしょうかねぇ…
最近めちゃくちゃ綺麗な家に引っ越したのですが、ここなら食べられるんじゃないかとご自身の大好物のパスタサラダをコンビニで買ってきたのですが、全然ダメだったのです。
というのもパスタサラダというのは食べる前に混ぜますよね?
混ぜるタイミングで麺と麺の間に家の空気が入ってくるような感覚があるのです。
例えば柿ピーのような硬いものなら家の空気が中に入りようがないのでまだ食べれるというのです。
将来的に彼女ができたり結婚ということになると、ちゃんとこの事実を早めに彼女に伝えないとダメですね~
理解のある彼女ができることをお祈りしています。
「ななまがり」森下は病気?病気に関する最新情報
森下さんの3つの症状について調べてみたところ、それぞれの病気が潜んでいることが判明しました。
統合失調症⇒幻聴や妄想が見られることがあります。
解離性障害⇒複数の人格が存在し、また自分の身体から抜け出して離れた場所から自分の身体を見ている感じです。
いずれにしても自分の意思に関わらず指示されそれに従わないと気持ち悪いのではなんだかいつも見張られてるみたいでしんどいですね~
トゥレット症候群⇒無意識に声を出したり動作を繰り返したりすることがあります。
この症状は私もよく街で見かけます。
付き添いの人がいる場合もあり、奇声を発する度に振り向かれるので気の毒だと感じますね。
強迫性障害⇒強い不安やこだわりによって日常生活に支障が出る病気です。自分の意思に反して頭に浮かんで離れない考え(強迫観念)と、その不安を打ち消すために繰り返す行動(強迫行為)が特徴です。
心的外傷後ストレス障害(PTSD)⇒特に過去のトラウマや不快な経験が影響している場合、特定の状況や場所に対する強い不安や恐怖が生じることがあります。
**ただ森下さんはこれらの症状に勝手に病名を付けないで欲しいとおっしゃっていますので仮に病名を付けるとすれば…ということでお許し頂ければ嬉しいです。
「ななまがり」森下は病気?病気に対する森下の考えやメッセージとは?
これらの病気を抱えさぞかし大変だろうなぁ~と思いきや、ご本人は意外とあっけらかんとしています。
そんなに困ってもいないというのです。
自宅で飲食できなかったり、突然奇声を発してしまったり、したくもないことを指示されたり…
でも森下さんはこれらをお笑い芸人のリアルなネタとして受け入れているようです。
というか受け入れざるを得ないですよね、生きていくには。
そして同じような病気の人に希望と勇気を与えることができるのなら、こんな素晴らしいことはないですよね?!
一見深刻な事態だと思えることでも笑い飛ばして生きていく!これぞお笑い芸人の真髄ではないでしょうか?!
「ななまがり」森下は病気?「ななまがり」の活動や今後の予定は?
ここで「ななまがり」森下さんのプロフィールと「ななまがり」の戦歴を記載しておきます。
生年月日:1986年5月20日
身長/体重:168.5cm /62kg
血液型:O型
出身地:神奈川県 横浜市
趣味:サウナ、ファッション、ぬいぐるみ好き 、キャラクター(ポケモン、デニャーズ)、漫画、ドラマ鑑賞
特技:数学、中距離走、リフティング、リンボーダンス
2017~2023年 準決勝進出
2024年 (森下)準決勝進出
2025年 ファイナリスト
「ななまがり」森下は病気?まとめ
やっかいな病を持つお笑い芸人「ななまがり」の森下さんについて紹介していきましたがいかがでしたでしょうか?
どうして1人にこんなにもたくさんの苦労を神は背負わせたのでしょうか?
と思ってしまいましたが、当のご本人はその病との付き合い方も堂に入ってきて、何食わぬ顔で共存しているように感じます。
そしてお笑い芸人としての戦績も素晴らしく、コンビ結成後16年以上というくくりの「THE SECOND」の決勝大会にも頂上めざしてスタンバイしています。
苦難を笑いに変えていく森下さんですが、今後も「リトル森下」との仲がどうなったのか、自宅で飲食できるようになったのか、彼女はできたのか、追いかけていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント