「犬のカッコで予備校のネタなら勝ってたよ」さらば青春の光、キングオブコント10年の想いを語るトークライブ動画を公開
この動画の見どころ
- 「正直“ニワカだぞ”みたいな人もいます?」 1:46~
- 森田が気になっていた準決勝参加者 5:08~
- 「準決勝」と「決勝」の違い 7:39~
- 本気で優勝すると思っていた森田 10:47~
- 「なんとなく(ハナコ優勝の)予想はしてましたけどね。犬やもん」 14:20~
概要
さらば青春の光が管理するYouTubeチャンネル『 さらば青春の光Official Youtube Channel 』に、2018年10月25日渋谷・ユーロライブで開催された『さらば青春の光の10年間のキングオブコントを振り返ろうトークライブ』の映像が公開されました。
「トークライブのチケット即完」を疑う二人
かねてより2018年をもって「キングオブコントへの出場は今年でラスト」を宣言していた、さらば青春の光。
そんな彼らが、芸人活動に大きな影響を与えた賞レースの足跡をたどるべく昨年にこのライブが開催され、チケットも即完となりました。
……が、当事者であるさらば青春の光・森田はその「即完」に引っかかったようで、
「正直、(さらばの)ニワカだぞっていう人も、います?」
と、客席へ問いかけます。
「我々に興味なくても、キングオブコントの話聞けるからって、来られる方も……」
「そんな奴おらんやろ」
「おるかもしれんやん」
「“お前らに興味はない”」
「“お前らはそうでもない”」
「キングオブコントマニアって事? さらば(青春の光)じゃなくて?」
と、実在するのかどうか疑わしい「キングオブコントの話を聞きたいけど、さらば青春の光に興味はない人」の存在が気になりつつも、話は直近である『キングオブコント2018』の話題に入りました。
絶対の自信で“勝てる”
『キングオブコント2018』では準決勝と決勝のネタ時間が5分になり、昨年は決勝で披露できなかった『予備校』を今回は準決勝へ持ってくることができた、と優勝への自信を大いに見せていた森田。
そんな中、チャンピオンへの障壁となるライバルとして、複数の芸人を準決勝からマークしていた、という話になり……。
「相席スタートが、予選ではいちばん怖かった」
と、準決勝を観覧したお客さんの評価も非常に高かった、相席スタートの名前を挙げます。
続けて、決勝では3位となったチョコレートプラネットの話となり、
「1日目が、決勝1本目のネタ。2日目が意識の高い棟梁。で、オレ2日目、見てたんですよ」
「ネタ見終わったときに、“勝てる”と」
と、あの惨状をすでに予想していたと森田は自信満々で吐露します。
というのも、
「ウケてたけども、ポテチのネタ(2014年決勝の1stステージ)を見せてるがために、iPhoneのネタは小道具として機能してなかった感があったから」
という、視聴者も感じていたであろう既視感への指摘を、ガンガンにイジりながら発言していく森田。
その刃は決勝2位のわらふじなるおへも向き、
「1日目(コンビニのネタ)は正直、メッチャ面白かった。超能力のネタを袖で見終わった瞬間に、“勝てる”と」
と断言しました。
「準決勝」と「決勝」の違い
とにかく優勝への自信が絶大にあったと語る森田は、そこから「それでも、なぜ勝てなかったのか」という話題へ移ります。
2ndステージで披露する予定だった「ヒーロー」よりは「予備校」のほうが比較的、客ウケ的に不安だったそうなのですが、あわせて「準決勝」と「決勝」の客層の違いについて森田は解説をはじめました。
“チケットを買って劇場に来る、熱量が高いお客さん”と“撮影クルーが入ったスタジオ内に来る、緊張したお客さん”の温度差について、
「ホンマ、ここが課題なんです」
「決勝でウケるためには、もっとわかりやすいネタにしないといけないけども、準決勝でウケるためには、もうちょっと深く(ボケを)掘らないといけない」
「準決勝のウケは捨てる、と。決勝で絶対ハネるから、みたいな感じ(が決勝に進出する傾向)もあるやんか」
「そこの調整が無理なんですよ。100mを練習して予選を勝ち上がりました。決勝は鉄骨渡りになるんです」
と、独自の目線で「ネタの斬新さ」と「ネタの安定感」を両立させることの難しさに触れていきます。
「予選と決勝で見られ方、ウケ方は全く変わる」という点では、『R-1ぐらんぷり2019』3回戦後、爆笑を取ってなお予選落ちしたキートンと繋がるところもありますね。
森田が謎の力説「犬は勝つからセコい」論
話はまた他の出演者の話へ移り、優勝したハナコの話へ。
先ほど準決勝でマークしていた芸人として名前は上げなかったものの、優勝をさらわれた事について、
「なんとなく予想はしてましたけどね。犬やもん」
と、森田が謎の理屈を展開してきます。
その話を何度も聞かされ、なおかつあまり納得していない様子の東ブクロもこれには質問を返し、
「お前それよう言うよなあ、犬やからなんなん?」
「犬みんな好きやん」
「犬みんな好きやから高得点なわけじゃないやん?」
「いや、犬で笑わんことないやんか」
「言うてること……(苦笑)」
と、「犬=みんな好き」「犬=強いネタ」「犬=セコい」という独自すぎる意見を重ねていきます。
「犬みんな好きやもん」
「いや犬は好きや。でもコント関係ないやんか」
「いやでも犬の時点で勝ちよアレは」
「もうセコいねん、お前からした」
「セコいなあ。そこはセコいなあ」
「じゃあ『予備校』犬のカッコしてたら勝ってたんや」
「余裕よ」
……つまり、東口が言いたいことを一言でまとめると、
「ハナコの勝因=犬だから」
だそうです。
そのほか「決勝へ上がってきたら怖い芸人」として空気階段やかが屋の名前を挙げたところや、優勝してしまうという気持ちが強すぎるせいで、友達のバイク川崎バイクとニューヨーク屋敷を呼び出してキングオブコント当日の朝5時まで飲み明かした話など、あの日の様子やキングオブコントに賭けた想いが次々と語られる、この動画。
Part.2以降も続々とアップロード予定のようですので、皆様もこの機会にぜひチェックを。
【動画情報リンク】
・動画名:『『さらば青春の光の10年間のキングオブコントを振り返ろうトークライブ』その1』
・チャンネルURL:『さらば青春の光Official Youtube Channel 』
・更新間隔:不定期
・投稿者Twitter:さらば青春の光 森田(@saraba_morita) / さらば青春の光 東ブクロ(@sarabahigasi)